スタッキングロールブラシ

「スタッキングロールブラシ」はロールブラシが自社で取替・組込ができます。
補修用の余分なブラシ在庫や取替のための機械設備が不要です。
「スタッキングロールブラシ」は磨耗した部分だけを取り外し、ユーザーサイドで新しいブラシにすばやく簡単に交換できるロールブラシです。
これまでのように磨耗したロールブラシをメーカーに送り返す必要がなく、予備ブラシをストックしておけば磨耗したブラシ部分だけをその場で組み換えができます。
輸送費と修理時間の無駄が省けて大変経済的で、作業効率も向上します。
ブラシ毛材もナイロン・ＰＰの樹脂毛材、砥粒入り毛材、ワイヤーなど豊富にありますので洗浄・清掃・研磨・研削など幅広い用途に使用できます。

標準品「ピッチ組」
一般的な洗浄・清掃などは「ピッチ組」が有効です

高密度用「密集組」
研磨・研削力を必要とする場合は「密集組」が有効です

スタッキングロールブラシとチャンネルロールブラシの比較

スタッキングロールブラシとチャンネルロールブラシの長所・短所を比較しました

項目	スタッキングロールブラシの長所・短所
ブラシ部の取替え	設備を必要とせず、自社で即日交換・組立ができる
ブラシ磨耗部の部分取替え	磨耗部のみ部分取替え可能なので安価
ブラシ毛刈り直し	ブラシ部のみ送付でお手軽です
ブラシ密度	スタッキングロールブラシは毛材を束ねている金属部分が薄いので、チャンネル方式より毛材密度が高い
ブラシ密度の変更	リング部の組替えで密集組み・ピッチ組みが自由にできる
ブラシ毛材	樹脂製品（ナイロン・PP・砥粒入り等）、金属（SW・SUS等）、動植物（馬・山羊・パキン等）
毛抜け発生	リング部がU字型で毛材が密集して抜けにくい
毛材の熱劣化	リング間の隙間が毛材への空冷効果がある
ワークの蛇行	リング形状なのでワークの蛇行はない
輸送コスト	ブラシ部のみで少量・軽量なので安価
ラインの休止時間	ブラシ部を在庫又は事前手配でラインの休止なく即日使用
軸部の在庫	使用中のロールブラシ用1本のみ
軸部の寿命	半永久的
軸部の価格	ブラシ部をキー溝の加工で少し高くつく
ロールブラシ価格	スタッキングロールブラシの初期価格は高くつきますが、・自社組込・輸送コスト・ライン休止・部分巻替などトータル的にはコストメリットが出ます。

項目	チャンネルロールブラシの長所・短所
ブラシ部の取替え	メーカーに送付して数週間かかる
ブラシ磨耗部の部分取替え	部分取り替えはできない。ブラシ部を全部取り替えのため高くつく
ブラシ毛刈り直し	メーカに軸付きで送付するので輸送コスト大きい
ブラシ密度	スタッキングロールブラシより毛材を束ねている金属部分が分厚いので、単位当たりの毛材密度はスタッキングロールブラシより低い
ブラシ密度の変更	メーカに送付して作り直す必要がある
ブラシ毛材	樹脂製品（ナイロン・PP・砥粒入り等）、金属（SW・SUS等）、動植物（馬・山羊・パキン等）
毛抜け発生	チャンネル部（CH）はＵ字型で芯線とCH上部で抜け防止
毛材の熱劣化	CH間の隙間が毛材への空冷効果がある
ワークの蛇行	螺旋状巻き付けの為、ワークが軽いものは蛇行する
輸送コスト	常に軸部を含む一体ものなので高くつく
ラインの休止時間	メーカーに使用済みブラシを送付して2週間以上ライン停止
軸部の在庫	稼動中・予備品・修理中の1SETで3本必要
軸部の寿命	溶接加工やサンダー処理で傷・ひずみ等の発生がある
軸部の価格	シャフトやパイプに溶接固定なので特別な加工は不要
ロールブラシ価格	スタッキングロールブラシより低くつきますが、組込時間・輸送コスト・ライン休止・全面巻替などトータル的なコストは高くつきます

スタッキングロールブラシの価格

（ブラシ仕様）
●ブラシ外径　　　　　Ｄ200
●ブラシ長さ　　　　　①Ｌ300・②Ｌ500・③Ｌ1000
●ブラシ毛材部有効長　①Ｌ290・②Ｌ480・③Ｌ970
●毛丈　　　　　　　　72ｍｍ

○参考価格です。
○外径・長さなど多種ございます。ご相談のうえ仕様・見積りご提出します。
○軸部を貴社にてご用意いただく場合は軸図面ご提供します。
○磨耗部の部分入替えは貴社でも可能です。
○ブラシ毛材：ナイロン・PPなど樹脂毛材、ワイヤ、研磨材入り、動物・植物毛材ございます。

スタッキングロールブラシ価格表（ピッチ組）・・・毛材：ナイロンφ0.3波
ブラシ外径ｘブラシＬ	ブラシ部有効長	標準組込枚数	ブラシ（１枚単価）	①ブラシ部ロール（１本分）	②軸部価格	ロールブラシ軸付（①＋②）合計
Ｄ200ｘＬ300	Ｌ290	20枚/本
Ｄ200ｘＬ500	Ｌ480	31枚/本		お問い合せ下さい。
Ｄ200ｘＬ1000	Ｌ970	61枚/本