ワイヤー毛材・・耐蝕・耐熱
ワイヤーブラシはバリ取りや塗装剥離・サビ取り・研磨下地処理・溶接後の処理など幅広く使用されています。
また、耐熱・耐食性を目的とした特殊ワイヤーブラシも製作可能です。
ワイヤー線のブラシ毛材は一部を除いて波が付いています。これは線材をギヤの間を通過させてワイヤー線に波付け加工を行います。
ブラシ毛材に波を付けることにより、ブラッシング時の屈曲疲労を分散してやることと毛材のボリューム感を持たせています。
シングル波・ダブル波、浅波・深波などがあり製造方法とブラシ目的により使い分けています。
①チタン線・・耐蝕性。融点 1812℃
鋼鋼線(SW) | チタンは軽く(比重 4.5)高強度です。 空気中では表面が酸化物の皮膜で保護されているために強い耐蝕性を持つ。 室温では酸や食塩水(海水)に対し高い耐食性を示す。融点は1,812℃。 |
②タングステン線・・硬度高い。バリ取り。融点 3380℃
タングステン | 金属の中で最も融点が高く(3,380℃)、大きな電気抵抗を持つので、 電球のフィラメントとして利用される。 硬度が高いためにバリ取りなど切削用工具としてのブラシ毛材に最適である。(比重 19.3) |
③モリブデン線・・融点 2620℃
モリブデン | 比重は(10.28)、融点は2,620℃と高く、空気中では酸化皮膜を作り内部が保護される。 タングステン線と同様に高温域での使用ができます。 |